top of page
  • Whatsapp
  • X
  • Facebook
  • Line

成年後見

  • 執筆者の写真: 亀山英明
    亀山英明
  • 2025年6月25日
  • 読了時間: 3分

更新日:1月20日

はじめに


高齢化が進む中、「親の物忘れが増えてきた」「一人で財産管理をさせるのが不安」というご相談が増えています。そんなときに役立つのが成年後見制度です。本記事では、成年後見制度の基本と利用の流れ、注意点をわかりやすく解説します。



成年後見制度とは


成年後見制度とは、認知症や知的障害、精神障害などにより判断能力が不十分な方を法的に支援する制度です。家庭裁判所が後見人などを選任し、本人に代わって財産管理や契約手続きを行います。本人の権利と財産を守ることが目的です。



成年後見制度の種類


成年後見制度には、大きく分けて2種類あります。


法定後見制度

すでに判断能力が低下している場合に利用します。本人の状態に応じて、

  • 後見

  • 保佐

  • 補助

の3類型に分かれます。


任意後見制度

判断能力があるうちに、将来に備えて後見人を決めておく制度です。公正証書で任意後見契約を結び、実際に判断能力が低下した段階で家庭裁判所が監督人を選任して開始します。



成年後見制度が必要になるケース


次のような場合は、成年後見制度の利用を検討する価値があります。


  • 認知症の親の預貯金管理が心配

  • 不動産の売却や賃貸契約ができない

  • 詐欺被害に遭うリスクが高い

  • 介護施設の入所契約が必要

  • 相続手続きが進められない


特に不動産の処分や相続手続きでは、後見人の関与が必須となるケースが多くあります。



成年後見制度の申立ての流れ


法定後見制度を利用する場合、主な流れは次のとおりです。


  1. 必要書類の収集(戸籍・診断書・財産資料など)

  2. 家庭裁判所へ後見開始申立て

  3. 家庭裁判所の調査・面談

  4. 後見人等の選任

  5. 成年後見開始


申立てから開始までは、通常1~3か月程度かかります。



成年後見制度の注意点


  • 一度開始すると原則終了できない

法定後見は、本人が亡くなるまで原則継続します。


  • 毎年の報告義務がある

後見人は、家庭裁判所へ定期的に財産状況を報告する義務があります。


  • 費用がかかる

申立費用に加え、後見人への報酬が発生する場合があります。


  • 自由に財産処分できない

不動産売却など重要な行為には、家庭裁判所の許可が必要です。



司法書士に依頼するメリット


成年後見制度は、制度が複雑で書類も多く、一般の方には負担が大きい手続きです。司法書士に依頼すれば、


  • 後見制度の適切な選択アドバイス

  • 申立書類の作成

  • 必要書類の収集代行

  • 家庭裁判所への提出サポート


まで一括対応が可能です。



成年後見制度は、大切な家族と財産を守るための重要な制度です。ただし、一度開始すると原則終了できず、費用や制限もあります。状況に合った制度選択が重要ですので、まずは司法書士へご相談ください。(関連記事:成年後見

コメント


この投稿へのコメントは利用できなくなりました。詳細はサイト所有者にお問い合わせください。
bottom of page