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準確定申告
被相続人が亡くなった後、相続手続きの中で見落とされやすいのが準確定申告です。準確定申告を忘れると、延滞税や無申告加算税が発生する可能性があるため注意が必要です。
準確定申告とは
準確定申告の意味
準確定申告とは、被相続人が亡くなった年の1月1日から死亡日までの所得について行う確定申告です。本来、本人が行う確定申告を、相続人が代わりに行うことになります。
準確定申告が必要な理由
被相続人に以下のような所得がある場合、準確定申告が必要です。
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不動産の賃料収入
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事業所得
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年金収入(一定額を超える場合)
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給与収入(年末調整未了の場合)
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株式や不動産の譲渡所得
準確定申告が必要なケース・不要なケース
準確定申告が必要なケース
次に該当する場合は、準確定申告が必要となります。
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確定申告が必要な所得があった
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医療費控除・雑損控除などを受ける場合
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年金収入が一定額を超えている
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不動産・株式を売却していた
準確定申告が不要なケース
以下の場合は、準確定申告が不要となることがあります。
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年金収入のみで、確定申告不要制度に該当
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給与収入のみで年末調整が完了している
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所得が基礎控除以下である
※判断が難しい場合は専門家への確認が重要です。
準確定申告の期限
申告期限は4か月以内
準確定申告の期限は、相続開始(死亡)を知った日の翌日から4か月以内です。通常の確定申告(3月15日)とは期限が異なるため注意が必要です。
期限を過ぎた場合のリスク
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無申告加算税
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延滞税
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税務署からの指摘・調査
準確定申告の申告先
被相続人の死亡時の住所地を管轄する税務署
準確定申告の手続き方法
手続きの流れ
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被相続人の所得内容を確認
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必要書類を収集
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準確定申告書を作成
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相続人全員の連署で提出
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税金の納付(必要な場合)
準確定申告に必要な書類
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準確定申告書
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被相続人の源泉徴収票
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年金の源泉徴収票
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不動産収入の明細
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医療費の領収書
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相続人全員のマイナンバー
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被相続人の死亡がわかる書類(戸籍など)(関連記事:相続人の調査)
準確定申告でよくある注意点
相続放棄しても準確定申告が必要?
相続放棄をした場合でも、原則として準確定申告の義務は残ります。
還付になるケースもある
医療費控除や配偶者控除により、税金が還付されることもあります。
まとめ|準確定申告は相続手続きの重要ポイント
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準確定申告は被相続人の最終所得申告
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期限は4か月以内
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放置するとペナルティの可能性
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判断に迷ったら早めに専門家へ相談
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